期待集まる「洋上風力発電」
前号では、湾岸エリアの魅力を発信する「みなとオアシス和歌山」を取り上げた。このエリアを俯瞰して撮影するため、和歌山市を南下した取材機は、海南市、有田市、有田川町の境に連なって建つ風車の姿を捉えた。和歌山県における風力発電の今と展望を紹介したい。 取材機の眼下に見えるのは、2009年12月に運転を開始したウインドファーム。合計10基が東西方向へ帯状に延びる形で建設されている。...
View Article第500号を迎えて
2011年1月から連載を開始した本コーナーはきょうで第500号を迎えた。読者の皆さま、スポンサーである株式会社南北様、和歌山新報社の皆さまに心より御礼申し上げたい。...
View Article郵送式のPCR検査
2度目の緊急事態宣言が発出され1カ月半が経過した。新型コロナの新規感染者数は一時期と比べれば減少傾向にあるが、いまだ予断を許さない状況にある。 緊急事態宣言下にある都府県では不要不急の外出を避けることを求められ、我慢の生活が続いている。筆者が勤める都内の企業でも在宅勤務率70%を目標とし、オフィスにはアクリル板の設置や密を避ける座席配置、換気の促進、除菌水の噴霧などさまざまな対策を講じている。...
View Article旬を迎える春柑橘「不知火」
2月も今日が最終日。少しずつではあるが春が近づいているように感じる今日この頃である。スーパーなどでは店頭に形や大きさがさまざまな柑橘(かんきつ)がたくさん並ぶようになってきた。個性のある品種が顔をそろえるこのシーズン。県内で収穫される数々の「春柑橘」を紹介していきたい。...
View Article実は同じ「不知火」と「デコポン」
県内で収穫される今が旬の「春柑橘(かんきつ)」の一つ「不知火(しらぬい)」を取り上げている。熊本県宇城市(旧・不知火町)で栽培が始まった不知火とうり二つである「デコポン」=写真。今週は、不知火とデコポンの違いを紹介したい。...
View Articleインドが由来「ポンカン」
前号では「不知火(しらぬい)」と「デコポン」が同じ柑橘(かんきつ)であることを取り上げた。「ポンカン」と「清見」を掛け合わせてできた不知火とデコポン。柑橘の家系をたどり、今週はポンカンを紹介したい。...
View Article県の生産量全国2位「清見」
前号では「不知火(しらぬい)」「デコポン」の家系をたどり、掛け合わせの親とされる「ポンカン」を取り上げた。今週は、同じく親とされる「清美(きよみ)」=写真=を紹介したい。 清見は、温州みかんに形が似ているが、重さ約200㌘、直径約8㌢と、温州みかんと比べると一回り以上大きいサイズ。外皮はオレンジのように硬いが、果肉は柔らかく甘味と香りに優れ、みずみずしい果汁が特徴。...
View Article柑橘の大トロ「せとか」
前号では、温州みかんとオレンジを交配した国内初のタンゴール品種である「清見」を取り上げた。今週は清見から派生したタンゴール品種「せとか」=写真=を紹介したい。 せとかは、清見にアンコールという柑橘(かんきつ)を掛け合わせ、さらにマーコットという柑橘を掛け合わせたもの。...
View Articleデコポンと同じ交配種「はるみ」
前号では、柑橘(かんきつ)の大トロと呼ばれるほど、瑞々しさと甘味が特徴である柑橘「せとか」を取り上げた。温州みかんとオレンジを交配した国内初のタンゴール品種である「清見」は、さまざまな春柑橘を生み出している。今週は、清見とポンカンの交配種「はるみ」=写真=を紹介したい。...
View Article清見との交配種「たまみ」
前号では大粒の果肉が特徴で、デコポンと同じ、清見とポンカンの交配種である「はるみ」を取り上げた。今週は清見と米国生まれのオレンジ「ウィルキング」の交配種「たまみ」=写真=を紹介したい。...
View Article清見と文旦を交配「春峰(しゅんぽう)」
前号ではオレンジの味が濃い、清見との交配種「たまみ」を取り上げた。今週は清見と水晶文旦の交配種で、和歌山県有田郡で生まれた新品種「春峰(しゅんぽう)」を紹介したい。 春峰は、果樹試験場のような公的機関により開発されたものではなく、みかん農家が考案し生み出した品種。清見と水晶文旦(ザボンと呼ばれることもある)を人為的に交配させ、収穫された実の中から選抜したものを育成し、1994年に登録された。...
View Article200年続く、紀州の伝統「三宝柑」
前号では、和歌山県有田郡で生まれた新品種で、清見と文旦を交配させた「春峰(しゅんぽう)」を取り上げた。今週も、和歌山県で生まれた伝統的な春柑橘である「三宝柑(さんぽうかん、さんぼうかん)」=写真=を紹介したい。...
View Article簡単に作れる「三宝柑マーマレード」
前号では、藩外不出の春柑橘(かんきつ)として200年の歴史を持つ「三宝柑」を取り上げた。近年、多様な春柑橘の出現で生産量が最盛期の8分の1程度まで減少している三宝柑。甘味はデコポンなどに劣るが、香りの良さを生かし、マーマレードなどの加工品や茶わん蒸しなどの料理の器として活用できるのが三宝柑の魅力。今週は「三宝柑マーマレード」の作り方を紹介したい。...
View Article三宝柑を使った「茶わん蒸し」
藩外不出の春柑橘(かんきつ)として200年の歴史を持つ「三宝柑」。前号では、豊かな香りと上品な味わいが楽しめる「三宝柑マーマレード」を取り上げた。マーマレードの他にも、茶わん蒸しなどの料理の器としての活用法もある。今週は三宝柑を使った茶わん蒸しを紹介したい。...
View Article糖度15度超えの甘味「カラマンダリン」
前号では、後世に残したい和歌山の郷土料理である、三宝柑を使った「茶わん蒸し」の作り方を取り上げた。ことしは早くも梅雨入りを迎え、ほとんどの春柑橘(かんきつ)が旬を終えたが、これからの時期もまだまだ楽しめる春柑橘がある。今週は今が旬の「カラマンダリン」=写真=を紹介したい。...
View Article多様なアレンジも魅力の「甘夏」
前号では、糖度15度超えの甘味が魅力の「カラマンダリン」を取り上げた。間もなく6月。春柑橘(かんきつ)の中で、最後まで店頭に並ぶのが「甘夏(あまなつ)」=写真=。今週は甘夏を紹介したい。...
View Article中野BC「FRAGRANT KISHU―WAKA」
前号から「甘夏」の魅力を取り上げている。今週は、和歌山県産の甘夏を使った香り豊かなエッセンシャルオイルを紹介したい。 製造・販売するのは、海南市藤白の酒造メーカー、中野BC㈱。2015年から「エッセンシャルオイルFRAGRANT KISHU―WAKA」の販売を開始。...
View Article果汁たっぷり「甘夏ゼリー」
前号では、甘夏をはじめ、和歌山県産のさまざまな柑橘(かんきつ)を使ったぜいたくなエッセンシャルオイルを取り上げた。食べてもよし、嗅いでもよしの甘夏。今週はこの時期にぴったりの食べ方である「甘夏ゼリー」を紹介したい。...
View Articleこれからが旬「バレンシアオレンジ」
前号では、甘味と酸味の絶妙なバランスが魅力的な「甘夏ゼリー」の作り方を取り上げた。 6月も中盤を過ぎ、店頭に並ぶ春柑橘(かんきつ)の姿はわずかとなったが、これから夏にかけて旬を迎える柑橘がある。今週は「バレンシアオレンジ」を紹介したい。...
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