150年の歴史を持つ「八朔」
前号では、国内唯一の産地として希少性が高く、これから旬を迎える「バレンシアオレンジ」を取り上げた。春柑橘(かんきつ)のほとんどは旬を終える季節となったが、生産量が多く県を代表するものやユニークな品種を紹介していきたい。...
View Article「フルーツビール」の魅力と作り方
前号では、和歌山県が全国1位の生産量を誇り、150年以上の歴史を持つ「八朔」の歴史と生産量の変化を取り上げた。酸味が強くほろ苦さがあることから、近年、生産量を伸ばしてきた他の春柑橘(かんきつ)の台頭を許し、ピーク時の6分の1程度まで減っている。発祥の地である広島県などでは、歴史ある八朔を後世に残そうと、特徴を生かした加工品の開発に乗り出している。今週は、八朔を使ったフルーツビールと、その作り方を紹介...
View Article香りと甘さが融合「オレンジピール」
前号では八朔の特徴を活かした加工品の一つである「フルーツビール」の魅力と作り方を取り上げた。八朔の果実は熱を加えると苦みが増すためジャムなどへの加工は不向きだが、分厚く香ばしい香りがする果皮を活用した加工品がある。今週は柑橘(かんきつ)の香りと甘さが融合したお菓子「オレンジピール」とその作り方を紹介したい。...
View Articleレモンのような見た目「はるか」
前号では、柑橘(かんきつ)の魅力を余すことなく活用できる「オレンジピール」の作り方を取り上げた。今週より一風変わった春柑橘の数々を紹介したい。 まずは「はるか」という品種。柚子が変異してできたとされる「日向夏(ひゅうがなつ)」がさらに自然交雑したもので、1980年に福岡県で発見され、96年に品種登録された。...
View Articleイタリア原産「ブラッドオレンジ」
前号では、一風変わった春柑橘(かんきつ)として、レモンのような見た目が特徴の「はるか」を取り上げた。今週は、外観は一般的な柑橘と変わりないが、果肉が驚きの色をしている「ブラッドオレンジ」を紹介したい。...
View Article1玉2千円超えも「晩白柚」
前号では、気候変動の影響で栽培が進む、イタリア原産の「ブラッドオレンジ」を取り上げた。今週は「柑橘(かんきつ)の王様」「世界最大級の柑橘」と呼ばれる、一風変わった春柑橘「晩白柚(ばんぺいゆ)」を紹介したい。...
View Article糖度高く香り豊かな「ゆら早生」
前号では、世界最大級の柑橘(かんきつ)で1玉2千円を超える「晩白柚(ばんぺいゆ)」を取り上げた。暦の上では立秋を迎え、果物店や産直市場ではハウスみかんの販売が盛んになってきた。今週は日高郡由良町で発見され、ハウスみかんの定番ともいえる存在となってきた「ゆら早生(わせ)」を紹介したい。...
View Article極早生のトップバッター「YN26」
前号では、糖度が高く香り豊かな極早生みかん「ゆら早生」を取り上げた。今週は、ゆら早生を親とする新品種「YN26(ワイエヌニジュウロク)」を紹介したい。...
View Article発見から100年「宮川早生」
前号では、県オリジナル品種として期待が集まる極早生みかん「YN26」を取り上げた。今週は、ゆら早生の親品種で、早生みかんとして長い歴史を持つ「宮川早生」を紹介したい。 宮川早生は1915年(大正4年)ごろ、現在の福岡県柳川市にあった宮川氏の敷地で、温州みかんの枝替わりとして発見された品種。発見から100年を超える歴史を持ち、早生温州(わせうんしゅう)の代表格として知られる。...
View Article持続可能な柑橘栽培の未来
25週にわたり紹介してきた、県内で収穫されるさまざまな柑橘(かんきつ)。その背景や収穫量の推移、味わい、加工品などを見ると柑橘を取り巻く環境の変化を感じさせられる。...
View Article菓子店「飯島商店」の取り組み
最盛期と比べ生産量が8分の1にまで減少した「三宝柑」であるが、その味わいを評価し、菓子に加工し積極的な販売を行う菓子店がある。 和歌山市から北東へ約360㌔にある長野県上田市。長野県の東部に位置し、千曲川が流れる自然豊かな地。真田昌幸が築城した上田城が市の中心部にある。...
View Article信州銘菓「みすゞ飴」のこだわり
前号では、和歌山県固有の柑橘(かんきつ)「三宝柑」を加工した菓子などを販売し、苗木を全額補助する取り組みを行う長野県上田市の菓子店、株式会社飯島商店を取り上げた。今週は同店の看板商品である「みすゞ飴」を紹介したい。...
View Article昔ながらの味わい「四季のジャム」
前号では、三宝柑を使った乾燥ゼリーで信州銘菓の「みすゞ飴」を取り上げた。今週も同店が販売する三宝柑を使った商品「四季のジャム」を紹介したい。...
View Article高級な砂糖をまぶした「三宝柑ピール」
前号では、三宝柑をふんだんに使用し、昔ながらの味わいが特徴の「四季のジャム」を取り上げた。三宝柑を使った商品は他にもたくさん。今週はピールを紹介したい。 三宝柑の皮を使い、高級な砂糖をまぶした「おさとうまぶし三宝柑ぴいる」。カリカリとした食感に三宝柑ならではの心地よい柑橘(かんきつ)の風味と、上品な砂糖の味が調和し、すっきりとした味わいが特徴の商品。...
View Article「カップゼリー」と「フルーツ羊羹」
前号では、カリカリとした食感が特徴で、高級な砂糖をまぶしたお菓子「三宝柑ピール」を取り上げた。和歌山県産の果物を使った商品が他にもある。今週は、三宝柑を使ったカップゼリーとフルーツ羊羹を紹介したい。 飯島商店が販売するカップゼリーは、フルーツジュースの味を大切にしたゼリー。厳選されたフルーツを寒天で凝縮させたもので、フルーツ本来の爽やかな味を楽しむことができる。...
View Article真田幸村の娘をイメージ「阿梅姫」
前号では、一年を通して三宝柑の味わいが楽しめる、飯島商店のカップゼリーとフルーツ羊羹を取り上げた。三宝柑に加え、じゃばらや梅など、和歌山県内で収穫されたさまざまな果物を使った商品が販売されるなか、上田市ならではといえる真田の歴史と和歌山県をつなぐ菓子がある。今週は梅を使った一口大の梅ゼリー「阿梅姫(おうめひめ)」を紹介したい。...
View Article見るおいしさも「みすゞあられ」
前号では、真田幸村の娘「阿梅姫(おうめひめ)」をイメージして作られた一口大の梅ゼリーを取り上げた。三宝柑や梅など和歌山県の果物を使用したさまざまな商品が販売される中、アラカルト商品の一つにかわいらしく彩られ、歴史ある果物の活躍に未来を感じさせられる菓子がある。今週は「みすゞあられ」を紹介したい。...
View Article真田氏発祥の地「長野県上田市」
前号では、歴史ある果物を未来へ伝える、見る美しさを追求された「みすゞあられ」を取り上げた。これらの菓子が販売される上田市は、真田幸村に縁のある土地。今週は上田市を紹介したい。 上田市は長野県の東部(東信地方)に位置し、長野市、松本市に次ぐ3番目の都市で人口は約15万人。2006年に旧上田市、真田町、丸子町、武石村が合併してできた。県庁所在地である長野市からは約40㌔離れている。...
View Article日本一の兵「真田幸村」の歴史
前号では、真田幸村に縁のある長野県上田市の概要と、六文銭が描かれ、夜になると照明で浮き上がる上田駅の駅舎を取り上げた。和歌山県民とりわけ紀北地域の住民にとってはなじみ深い六文銭。駅前には六文銭が描かれた旗と共に、真田幸村の銅像が建つ。今週は、彼と上田市の歴史を紹介したい。...
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